カナダの基礎知識


地理と気候

気候☆西海岸は太平洋の湿った暖かい気流の影響を受け、バンクーバーやビクトリアは夏は涼しく 比較的湿度も低く、冬は温暖で雨が多い。コルディレラ山系で遮断されるため西側の高い所では大雪、低い所では大雨になる。
ロッキーの東側、平原地帯は一年を通して雨が少なく乾燥していて寒暖の差が激しい
五大湖、セントローレンス地方は冬は雪が多く夏は蒸し暑い。秋からはカラッとした晴天が続き紅葉が綺麗。
大西洋沿岸は冬は温暖で夏は涼しいが、内陸部では寒さは厳しく夏は暑い。
北部の針葉樹林帯を北へ越えると北極圏。樹木は姿を消し、零度以上になるのは短い夏の数週間だけという 永久凍土の世界。冬は長いが白夜の夏は花が咲くという。

地理☆ハドソン湾を囲むようにカナダのほぼ半分を覆うカナダ楯状地(カナディアン・シールド)は 岩だらけの大高原でカナダの基盤とも言われている。起伏の激しい地形に無数の湖や川がある。五大湖、セント・ローレンス低地は 北米でも有数の農業適地。二大都市トロントとモントリオールがあるこの地域には人口の50%が集中している。
地平線まで広がる大平原(プレイリーズ)は小麦などの大穀倉地。一部の砂漠化した地域は世界最大級の恐竜化石郡の発掘地として 知られている。マッケンジー低地は緯度が高すぎて不毛の地となっている。
ウエスタン・コルディレラ山系はロッキー山脈やコースト山脈、ユーコン、アラスカからアメリカ合衆国まで南北に伸びる大山系。大規模な地殻変動や 火山活動により高山や渓谷、フィヨルドの海岸線など複雑な地形を織り成している。
一方、大西洋沿岸のアパラチア山脈は氷河や海水の浸食作用で大半は荒涼とした丘のような平坦地。
北極圏の殆どは高緯度のため凍土で、苔や地衣類しか育たないツンドラ地帯だが、白夜の夏は花が咲き乱れ、生命力を感じることができる。

時差と時間

広大な国カナダには6つの時間帯があり、西海岸のブリティシュ・コロンビア州と東のニューファンドランド島では4時間半もの時差がある。 州を越えて移動する際は要注意。東に向かうなら1時間ずつ進み、西に向かうなら1時間ずつ戻る。
通常4月第1日曜日から10月最終日曜日までをサマータイムと呼び、日本との時差が
1時間少なくなる。
ただし、サスカチュワン州だけサマータイムを実施していないので要注意。

祝祭日

2003年と2004年の祝日を掲載しています。

2010年2011年
New Years Day【元旦】1月1日1月1日
Family Day【家族の日】*32月15日2月21日
Good Friday【聖金曜日】4月10日4月22日
Easter Monday【復活祭の月曜日】4月13日4月25日
Victoria Day【ビクトリア女王誕生祭】5月24日5月23日
Canada Day【建国記念日】7月1日7月1日
Labour Day【勤労感謝の日】9月6日9月5日
Thanks Giving Day【感謝祭】10月10日10月11日
Remembrance Day【休戦記念日】*111月11日11月11日
Christmas Day【クリスマスの日】12月25日12月25日
Boxing Day【ボクシング・デー】*212月26日12月26日


*1 第一次、第二次世界大戦と朝鮮戦争の戦没者を追悼する日。パブリックホリデーではない
*2 日頃の感謝の印に、使用人や郵便集配者に祝儀を贈る日。
(現在では、この習慣は殆ど行われていない上にパブリックホリデーではない)
*3 オンタリオ州、アルバータ州、サスカチュワン州のみの実施の祝日
オンタリオ州は2008年に初めて実施された

飲酒と喫煙

喫煙☆喫煙は19歳以上から。コンビニやスーパーマーケットで買えるが、若く見られるとIDの提示を求められることもある。 日本のような自動販売機はない。
空港、駅、オフィスなどの公共の場では禁煙のところが多く、違反者には最高$2000の罰金が科せられることもある。
航空機に限らず長距離バスなども禁煙。レストランも禁煙が増えているが、スモーキング・エリアが用意されている場合もある。ホテルでは喫煙か禁煙か 聞かれるが、B&Bは殆ど禁煙で屋外に喫煙エリアを設けているところが多い。

飲酒☆同じく19歳以上から。(ケベック、マニトバ、アルバータ州は18歳以上) 殆どの州でウィスキーなどのスピリッツ系はリカーショップと呼ばれる特定の店でしか買えない。 ビールやワインはリカーライセンスのあるスーパーマーケットなら置いてある場合もある。酒類を提供するレストランやバーもライセンスが必要。
私の住むオンタリオ州ではイベントなど特別な日以外、屋外でお酒を飲むと罰せられる。開封したワインやウィスキーなどを持って歩いたり、車内に積んで 走るのも違反になる。屋外で酒類を持てるのは包装してあるか未開封のものだけだそうだ。

チップと税金

カナダではサービスを受けたらチップを渡すのが原則。日本人には馴染みの無い習慣の所為かチップを置かない旅行者が多く国内では 評判が悪い。大都市での一般的なチップの目安は以下のとおり。面倒がらずに郷に入りては郷に従えといきたい。

レストラン税を抜いた合計金額の10〜15%。ただしチップはサービスに対して払うものなので サービスが悪ければこの範囲にあらず。
タクシー料金の15〜20%。料金が低くても最低50¢。大人数や大荷物の時は多少多めに払うのが常識。
ルームメイドチェックアウトする朝、ベッドサイドのテーブルに一人$1。コインを使うなら小銭を何十枚も置くのは 失礼なので25¢コインを。
ルームサービス料金の10〜15%。毛布やタオルの補充を頼んだ時は50¢〜$1。
ドライバー観光バスではドライバーがガイドも兼ねていることが多いので、ツアー終了時に$3〜$5程度を。
ヘア・サロン技術やサービスに対して払うので多少の前後はあるが、料金の10〜15%程度が妥当。


GSTPST

GSTとは、現在カナダ全土で一律7%のGoods and Services Taxという消費税がかかっている。コレは連邦税なので州税とは別に 支払う事になる。ただし海外旅行者に付いてはGSTの払い戻し制度が適応される。還付申請には 免税店やホテルでも入手可能な【TAX Refund for Visitors】と言う小冊子を使う。
払い戻し対象になるものは、一年以内にカナダ国内で支払った宿泊費と買物にかかるGST。食事代、ツアー料金、交通費、 ガソリン代、酒類などにかかるGSTは対象外

対象となる商品は、購入後60日以内に国外に持ち出したものである事、宿泊費はツアー料金に含まれていない1ヶ月以内の 短期宿泊でレシートに宿泊数が明記されていること等が条件。還付申請ができるGSTは合計金額が$14以上で、添付するレシートは 一枚$3.50以上のGST金額が記載されているオリジナル・レシートに限る。

PSTとは、Provincial Sales Tax の略で商品、レストランでの食事には物品税、消費税に相当する税金、宿泊料には宿泊税…など 州税がかかる。 ただし、品物を郵送する場合や州外にもし出す場合は免除されたり、還付請求ができる州もあるので州発行のパンフレットを参考にすると良い。
例えばマニトバ州、ケベック州はGSTの還付請求用紙を使って還付請求ができる。

●州税率表
物品・消費税宿泊税
ノースウエスト準州
ユーコン準州
ヌナプット準州
ブリティシュ・コロンビア州7%8%*
アルバータ州5%
サスカチュワン州9%7%
マニトバ州7%7%
オンタリオ州8%5%
ケベック州7.5%7.5%
ニュー・ブランズウィック州(GST込み)15%15%
プリンス・エドワード・アイランド州10%10%
ノヴァ・スコシア州(GST込み)15%15%
ニューファンドランド州(GST込み)15%15%

バンクーバー、ビクトリア、ウィスラーは10%
※GST込みの州ではハーモナイズド・セールス税(HST)が導入されているので
物品・宿泊サービスにGSTも含めた計15%がかかる。


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